透明芸人

全国を飛び回るドサ廻り芸人の日々のことと周りのこと。他には音楽/服/漫画/お笑い/カルチャー全般/ビスケッティ

怖い話

日常の流れて行く時の中で様々な声が聞こえてきます。雑談や内緒話、仕事の話から悲しい怒りの話など。

そういう話に聞き耳をたてるのはあまりいいことではないと思う。でも聞こえてきてしまうのはしょうがない。今日はそんな話。

 

渋谷で昼飯を食ってやろうととあるお店に入った。唐揚げがどうしても食べたかったので。

そんなことはどうでもよく。席についてムシャムシャと唐揚げ定食を食べていたところ、隣の席に若い女性の2人組が来た。

着席した途端タバコを燻らし「疲れましたねぇ」などと他愛もない話を始めた。

僕はお味噌汁をすすりながら2人の関係性を探っていた。多分同じ職場の先輩後輩なのだろう。でもとても仲が良くプライベートでも交流がある感じだ。

 

「あ、そういえばこの前地元どうでした?」

 

と後輩であろう子がトークテーマを叩き出した。どうやら先輩が地元に帰省していたようだ。

 

「それがさぁ…!マジで最悪だったんだよ」

 

お。なんだなんだ。地元に夏に帰省するだなんて楽しい事の方が多いのではないのか?と思いながら僕は漬物をかじっていた。

 

「あのねー、地元のみんなであたしが帰って来た時にBBQしようよってなってて、人とかも超集めてくれて。でさー、BBQの前の日の夜にあたし超ベロッベロに酔っちゃって、BBQ行けなかったのー。そしたらさー、仲良かった奴が『お前さ、前々からやるって言ってて皆集まってくれたのに、前の日に酔っぱらいすぎて具合悪いから行けないってありえねーから!』ってブチギレてきて。意味わかんなくなーい!?」

 

と。

 

僕はご飯のおかわりを貰いながら先程の話を整理していた。どう考えても正論はその友達だし。どう考えても悪いのはあなただし。

すると後輩が、「うわぁマジっすか?しんどいっすねー」と。

そりゃそういう言い方になるよなぁとご飯のおかわり多いなと思いながら、話を聞いていた。

すると

 

「てかその人達マジ調子こいてません?友達だったら許せや!て話じゃないすか?そんなん友達って言えなくないっすか?全部ブロックしましょうよ」

 

え、マジで?そうくる?と食後のオレンジジュースを飲みながら目をひん剥いた。

 

するとその2人でSNSからラインから全部ブロックし始めた。おっけーおっつーみたいなノリで。

そんな簡単に故郷を捨てられるのか。東京はすごい街だな。と思いながらお会計をして貰った。

今の人達ってそんな簡単に人間関係を切ることができるのだなぁ。と。すごいなぁ。

 

あとやっぱり飯を食うときは禁煙席のがよかったな。と思いました。