透明芸人

全国を飛び回るドサ廻り芸人の日々のことと周りのこと。他には音楽/服/漫画/お笑い/カルチャー全般/ビスケッティ

この世は競争社会

人の話を聞くのが好きだ。それも沢山喋ってくれるのを聞くのが好き。知らない話やその人でしか知り得ない話を聞けると、とっても得した気分になる。

 

先日、大学生の方とお話する機会があった。最初は他愛もない単位の話とか新しい環境の話を聞いていた。僕も大学進学した経験があるので懐かしさと共に歳をとったなぁなんて思いながら聞いていた。

そして話題はサークル活動になったときに事件が起きた。

 

「うちのサークル入るのに倍率があって、それが結構厳しいんですよ」

 

自分の目と耳を疑った。そして聞いた話を整理するのにしばらく呆然としてしまった。

 

サークルって誰でも入れるのではないの…?

え?なに倍率って…。

じゃあ入れないこともあるってこと…?

 

全ての質問がYESで返ってきた。

 

どうやらそのサークルは簡単に言うと何でもありの遊びのサークルで、色んなところの大学から集まった大きい団体らしい。

そこで毎年入りたい人を募集するのだけれど、そこから選考され、晴れてサークルの一員になれると。

その倍率が男子で2倍、女子になると6倍にもなるらしい。

 

無茶苦茶キモいと思ってしまった。

 

そしてそれを選んでいるのが代表と幹部と呼ばれる男子8人ほど。

 

無茶苦茶キモいと思ってしまった。

 

選考基準は男子はノリ、女子は顔。

 

無茶苦茶キモいと思ってしまった。

 

でも、会ったこともなく知らない人を否定批判するのはナンセンス。僕はそれはしたくない。

 

でも無茶苦茶キモいと思ってしまった。

 

人生の先輩としてただ一言。

「それは言わない方がいいよ。知らない方がいいこともあるし、それが幸せってこともある」

 とだけ伝えた。

 

その代表と呼ばれる方はどんな人なの?と質問してみた。すると、

 

「うーん。人脈はすごいある人ですね。」

 

oh…

 

僕は人脈というものが苦手だ。好きくない。

と言うと変な感じになるので正確に言うと、人脈を作りに広げに必死になってそれが全てだとのうのうと言ってる奴が苦手なのだ。

 

そりゃ僕の仕事も人と人の繋がりはとても大切だし、僕は本来使われる側の人間。使ってくださることがとても有り難い。

 

でもその代表と呼ばれる方がどんな方?という問いに真っ先に人脈はすごいあると答えられるということは、その人自体の魅力がないということになる。

 

その人の価値はその人ではなく周りになる。そんなの悲しい。

 

それにそんな人に選ばれるのはきちい。

 

弱肉強食なのかやはりこの世界。